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青春ラブストーリー漫画に飢えているあなたへ!【あだち充作品のおすすめBEST10】

名作マンガ(昭和)

今回は、少年漫画界の巨匠「あだち充」先生のおすすめ作品をBEST10形式で紹介していきます。

まずはあだち先生の作品を読んだことがない方に向けて、その特長を簡単に。

あだち先生の漫画は、良くも悪くも「ワンパターン」が特長。

大ヒット作品「タッチ」以降、その傾向はより顕著になっています。

  1. 基本的に「青春ラブストーリー」である
  2. スポーツを題材にしたものが多い
  3. 主人公(男性)の性格が似ている
  4. ヒロインの性格が似ている
  5. 幼なじみ系が多い
  6. お兄ちゃんキャラがライバル
  7. デブキャラがいる
  8. 微エロである など

 

ただ、こういったワンパターンさを持ちながら、最終的にラブストーリーとして完結させる過程が秀逸。

恋愛ものの展開には欠かせない「偶然」と「誤解」、加えてあだち先生独特の「軽妙さ」と「テンポの良さ」で一気に読破させてしまう手腕はさすが巨匠と言えるでしょう。

さらに絶妙なコマ割りや粋なセリフ回しなども、あだち作品の特長と言えます。

無理やりではなくごく自然にこれらを使っているところも、さすがですね。

 

そして、あだち作品の一番の魅力をひとことで表すなら。

それは【羨望】に尽きるだろうと思います。

  • こういう恋愛したいなぁ…(したかったなぁ…)
  • こういう青春おくりたいなぁ…(おくりたかったなぁ…)

 

ということで今回の記事では。

かれこれ30年以上前からあだち充作品に慣れ親しんできた一ファンとして、わたしがオススメする「コレ面白いよ!」という作品を厳選しました。

あだち作品をあまり読んだことのない方も、まったく読んだことのない方も、これを機にあだち先生の作り出す「極上の青春ラブストーリー」を味わってみてください。

 

なお選考にあたっては、わたしが未読の作品はオミットしております。

また個人的な感想や作品の概要、余計な解説なども極力行わないようにしています。

あなたの感性で、面白そうな「あだち充作品」を選んでくださいね。

 

第10位 夕陽よ昇れ!!

いきなりドマイナーな作品ですみません。

第10位は「夕陽よ昇れ!!」という少女漫画です。

デビュー当初は、原作付きの作品や少女漫画も描いていたあだち先生。

先生の少女漫画はほとんど読んだことがないのですが、この作品はあだち先生の漫画を読み漁っていた頃にたまたま読んだ作品。

全2話の短編で、あだち先生の真骨頂とも言える「青春純愛ラブストーリー」が見事に描き出されています。

ただし。

展開としては非常にベタなラブストーリー。

 

でもベタが一番なんですよね、ベタが。

 

作品名夕陽よ昇れ!!
連載誌週刊少女コミック(小学館)
連載期間1979年(昭和54年)
単行本全2巻
電子書籍あり

 

青葉学院2年・沢木夕子の初恋相手は、剣道2段の転校生・桂木剣一。

彼の秘密を知り、悔いのない青春をおくるため剣道部に入る夕子だが…。

表題作「夕陽よ昇れ!!」のほか短編を2本収録。

同時収録されている「なかよしの詩(1971年)」もあだち先生の初期の作品として必見です。

 

第9位 KATSU!

第9位はボクシング漫画「KATSU!」。

たぶんあだち先生は、「高校野球」と「ボクシング」が好きなんでしょうね。

全16巻(文庫版は全9巻)も描かれている割にはマイナーの域を出ない作品ですが、個人的にはかなりのお気に入りです。

※ 実は、わたしもボクシングが好き。

 

だから好きなボクシングを題材にしているというのと、あとヒロインの「香月ちゃん」がなかなかのツンデレ娘でして。(あだち作品には珍しく)

あだち先生の漫画に登場するヒロインの中でも最上位の可愛さだと思っています。

ただ肝心のボクシングは、というと…。

ちょっと尻切れトンボかなという内容になってまして、やっぱり青春ラブストーリーがメインの作品なのでした。

 

作品名KATSU!
連載誌週刊少年サンデー(小学館)
連載期間 2001年~2005年
単行本全16巻(文庫版:全9巻)
電子書籍なし

 

光葉高校に入学した里山活樹は同じクラスの水谷香月に近づくため、香月の父親の運営するボクシングの水谷ジムへ入会。

ある日、ふとしたことから活樹と香月がスパーリングをすることに。

そこから二人の「かつき」の運命が動き出す…。

なお、「KATSU!」は電子書籍化されていません。

 

第8位 MIX

現在絶賛連載中の「MIX」を第8位としました。

「タッチ」の明青学園を舞台にしてはいるものの、今のところ「続編」という感じはしないですね。

タイトルの「MIX」は、あだち先生の過去作の要素のミックスを意味しているそうで。

もし今後タッちゃんや南ちゃんが登場するようなら、がぜん盛り上がってくるでしょう。(登場するかどうかは知りません)

 

でもですね、個人的には正直さほど面白くないと思ってます。

ではなぜ8位なのかというと、きっと面白くなる!という期待を込めての第8位。

16巻まで出ててこれからに期待ってのもどうかと思いますけど、たぶんコレがあだち先生のラスト作品でしょ。

だからこそ、有終の美を飾ってほしいと切に願ってます。

 

作品名MIX
連載誌ゲッサン(小学館)
連載期間2012年~
単行本既刊16巻
電子書籍あり

 

舞台は明青学園。

同年同月同日に生まれた同い年の兄弟とひとつ違いの妹。

上杉兄弟の伝説から26年、運命の兄弟は今再び明青学園の扉を開く。

との触れ込みから8年以上…。

ホントにあだち先生はコレを描きたくて描いてるのかな?

面白くなるよね、これから。

 

第7位 クロスゲーム

ちょっとマイナーな作品かもしれません。

第7位は「クロスゲーム」という高校野球漫画

この作品のポイントは2つ。

  1. 他のあだち作品のどの主人公よりも「飄々とした」主人公が描かれている点
  2. のっけから衝撃的な展開で物語がスタートする

 

内容としては、高校野球を題材にした青春ラブストーリーではあるのですが…。

個人的にヒロインがあまり好みじゃなかったので、この順位に落ち着きました。

でもラストシーンは、「まさにあだち作品!」という感じの爽やかな終わり方で好感が持てましたけども。

 

作品名クロスゲーム
連載誌週刊少年サンデー(小学館)
連載期間2005年~2010年
単行本全17巻(文庫版:全11巻)
電子書籍なし

 

主人公はスポーツ用品店の一人息子である樹多村 光(きたむら こう)。

近所のバッティングセンターを営む月島家とは家族ぐるみの付き合いであり、同い年の若葉とは特に親しかった。

しかしその反面、1歳年下の青葉とは犬猿の仲。

ヒロインは青葉ちゃんなんですけど、若葉ちゃんがヒロインのほうが良かったかな。

でも若葉ちゃんには、ヒロインになれない理由があるんです…。

 

第6位 タッチ

第6位は、あだち充先生の名を全国に知らしめた名作「タッチ」。

やっぱりアニメの影響って大きいんですね~。

アニメを放映していた当時、わたしは連載もコミックスも読んでまして。

で、友達に「カッちゃん死ぬんだよ」って教えてあげたら「嘘つき」呼ばわりされたのは良い思い出です…。

 

確かに名作には間違いありません。

あだち先生の作品No.1になってもおかしくないです。

でもですね。

なんかこう個人的にあまり好きじゃないのも、やっぱりアニメの影響でして。

タッちゃんと南ちゃんの声が好きじゃなかった…。(三ツ矢さん、日髙さん、ゴメンナサイ)

 

作品名タッチ
連載誌週刊少年サンデー(小学館)
連載期間1981年~1986年
単行本全26巻(文庫版:全14巻)
電子書籍あり

 

言わずと知れたあだち先生の作品の中で、No.1の知名度を誇る名作。

上でもネタバレしちゃいましたけど、カッちゃんが死んだときは子供ながらに相当なショックを受けました。

でもあだち先生曰く、最初からカッちゃんは死ぬ運命だったそうです。

 

第5位 ナイン

第5位は、こちらも野球を題材にした「ナイン」です。

高校野球を題材にした漫画なのですが、ホントに「題材」にしているだけ。

この作品の本筋は「青春学園ストーリー&青春ラブストーリー」にあります。

 

全5巻(文庫版は全3巻)と短編ではあるものの、何とも言えない甘酸っぱい純愛ラブストーリーが詰まった名作と言えるでしょう。

個人的には、この頃(1970年代後半~1980年代前半)のあだち先生の作画が一番好きですね。

ナインはアニメ化もされていまして、これがまた秀逸な出来栄えです。

 

作品名ナイン
連載誌週刊少年サンデー増刊号(小学館)
連載期間1978年~1980年
単行本全5巻(文庫版:全3巻)
電子書籍なし

 

中学陸上短距離記録保持者の主人公と、その友人で中学柔道県大会個人優勝者。

さらに全国中学野球優勝投手らが集まった青秀高校野球部を中心とした物語。

あだち野球漫画の元祖!なんて紹介もされますが、野球漫画ではありません。

まさに昭和!という感じの「青春ラブストーリー」です。

いちおう甲子園は目指してますけどね。

 

第4位 みゆき

第4位は、わたしがあだち充という漫画家さんにのめり込むきっかけとなった作品「みゆき」。

良く言えば、「みゆき」という2人の女性を巡る三角関係ラブストーリー。

悪く言えば、血の繋がらない妹との近親相姦ラブストーリー。

しかし、2人の「みゆき」のキャラ分けがしっかりしていて、ヒロインがとても魅力的な作品です。

この漫画を読んで、「血の繋がらない可愛い妹が欲しい!」と本気で思ったのを憶えています。

また、あだち先生の作品としては、スポーツ色の全く無い純粋な学園ものラブストーリーという珍しい作品でもあります。

 

アニメ化もされていて、主人公の妹・みゆきちゃんの声は若かりし日の「荻野目洋子」さんが担当。

主題歌(EDテーマ)も大ヒットしましたね。

 

作品名みゆき
連載誌 少年ビッグコミック(小学館)
連載期間 1980年~1984年
単行本全12巻(文庫版:全7巻)
電子書籍あり

 

主人公の若松真人とヒロインである2人の「みゆき」の三角関係を描いたラブストーリー。

2人の「みゆき」は、主人公の義妹・若松みゆきと主人公の彼女・鹿島みゆき。

ちなみにわたしは「鹿島みゆき派」のため、ラストにちょっと納得がいっていない派でもあります。

 

第3位 虹色とうがらし

これもまたマイナーな部類に入っちゃうんでしょうね。

「虹色とうがらし」が第3位です。

物語の舞台は日本の江戸時代を模した世界。

主人公の七味(しちみ)とその兄弟たちの活躍を描く、ちょっとミステリーも加わっている時代劇風作品。

なのですが…。

やっぱり「安定の」あだち充漫画です。

ただ、時代劇風という設定や将軍家との関わり、謎の浪人など「目新しいかな?」と思える設定も多く、既存のあだち充作品とは違った味わいのある隠れた名作と言っていいでしょう。

 

これ、アニメ化したら絶対おもしろいと今でも思ってるんですけど。

誰もそうは思わなかったようですね。

 

作品名虹色とうがらし
連載誌週刊少年サンデー(小学館)
連載期間1990年~1992年
単行本全11巻(文庫版:全6巻)
電子書籍なし

 

地球によく似た星の江戸という町のからくり長屋。

そこで暮らす七人兄弟はそれぞれ母親が違う異母兄弟であり、七人の母親たちは全員他界している。

兄弟はそれぞれの母親の墓参りをする旅に出ることになったが…。

という異色のあだち作品。

でも中身は…。

飄々としても頼りになる主人公と気の強いヒロイン、デブキャラ、真面めがね、ライバルのおにいちゃんキャラなど安定のあだち作品です。

もちろん、ラブストーリー。

 

第2位 H2

古くは「ナイン」から最新の「MIX」まで、数多くの高校野球漫画を描かれているあだち先生。

そんなあだち先生の描く高校野球を題材にした漫画のうち、No.1は間違いなくこの「H2」。(言い切れます)

ラブストーリーはもちろん、野球漫画としての色が最も濃く出ている作品ですし、何よりあだち先生の高校野球への想いが感じられます。

全34巻(文庫版は全20巻)という長編ですが、序盤の野球部を作るくだりからグッとストーリーに引き込まれて、最後まで一気読みしてしまうでしょう。

 

あだち先生の漫画が名作たり得るのって、タイトルが簡潔で分かりやすいってのも大きいんですよね。

鬼滅の刃、NARUTO、ワンピース…。

今の長ったらしいタイトルの異世界モノなんて、絶対「名作」にはならないですよね。(これも言い切っちゃいます)

 

作品名H2
連載誌週刊少年サンデー(小学館)
連載期間1992年~1999年
単行本全34巻(文庫版:全20巻)
電子書籍なし

 

男女2人ずつの「H2」が織り成す青春ラブストーリー。

ライバルであり親友でもある国見比呂と橘英雄。

甲子園を目指すヒーローに、ヒロインひかりと春華の想いが交錯する…。

あだち充先生のNo.1野球漫画です。

なんでこの作品は電子書籍化されてないんでしょう?

 

第1位 ラフ

さてさて。

わたしがオススメするあだち充漫画も、とうとう最後になりました。

その堂々の第1位は、「ラフ」。

あだち作品としては珍しい「水泳」を題材とした漫画ですね~。

 

あだち先生の真骨頂である「偶然」と「誤解」が詰まった青春ラブストーリーとしてはNo.1です。

また、主人公とヒロイン以外の脇キャラやサイドストーリーも素晴らしい!

こんな仲間たちに囲まれて青春をおくりたかったと思うのは、わたしだけではないでしょう。

全12巻(文庫版は全7巻)というお手頃の長さも◎。

あだち充先生の入門書として読むにも最適です。

 

で、最後なんでちょっとだけ語らせてもらうと。

あだち先生の作品を評する際に、よく「ラブコメ」という表現がされるのですが、

あだち先生の漫画は「ラブコメ」ではありません。

ほぼすべて「青春ラブストーリー」です。

軽妙なテンポと粋なセリフ回し、そして誤解と偶然のシチュエーションでコメディっぽく魅せてるだけ。

そこが上手いので人気漫画家さんになったとも言えるんですけど、その上手さが最も色濃く出ている作品が、この「ラフ」なんですね。

だから、No.1。

 

なお、あだち充 = ラブコメという括りで紹介しているレビューはメチャメチャ多いので、あまり信用しない方がいいと思いますよ。

きっとその人、読んでないから。

 

作品名ラフ
連載誌週刊少年サンデー(小学館)
連載期間1987年~1989年
単行本全12巻(文庫版:全7巻)
電子書籍なし

 

高校進学と同時に大和圭介は水泳部に入部。

そこで再会した幼なじみ・二ノ宮亜美は圭介のことを「ひと殺し」と呼んだ。

友情、情熱、挫折、苦悩、夢、そして恋…。

まぶしい想いを詰め込んだ、極上の青春ラブストーリーです。

長澤まさみさん主演で映画化もされていますね。

 

以上、あだち充先生のオススメ漫画BEST10でした。

あだち先生の作品は電子書籍化されているものもありますが、むしろ電子書籍化されていない作品の方が多いです。

いちおう上記ランキングの中に電子書籍化の有無を記載していますので、あだち先生の作品を読む際の参考にしてください。

 

もし電子書籍を読むのであれば、わたしが普段利用している「eBook Japan(イーブックジャパン)」がおすすめ。

コミックス(紙)でイッキ読みするのであれば、こちらもわたしがよく利用する「漫画全巻ドットコム」が便利です。

さらに、アニメ作品を見たいのであれば、31日間無料で利用できる「U-NEXT」がいいでしょう。

これらのサイトは下の記事で紹介していますので、よろしければ参考にしてください。

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