さて今回は、わたしがハマった名作アニメを紹介します。
古いアニメですが有名な作品でもありますので、ご存知の方も多いかもしれません。
『ふしぎの海のナディア』
かつて、NHKの金曜7時半枠として好評を博したTVアニメの3作目ですね。
毎週ビデオ(古いでしょ)に録画して観かえすくらいハマってました。
今回の記事では、そんな思い出深い名作アニメのおすすめポイントを極力ネタバレなしで紹介していきます。
なお、本作「ふしぎの海のナディア」は無料で視聴することができます。
無料で観る方法については、記事の途中で紹介しますね。
ふしぎの海のナディアの作品データ
往年のアニメファンの間では有名なTVアニメ。
すでに放映から30年経っていますが、わたしが10代の頃に観たアニメの中では、間違いなくトップ3に入る作品です。
物語の序盤は、少年・少女たちの冒険活劇としてストーリーが進行。
そして徐々に壮大なスケールで描かれるSF大作に変貌していきます。
子供から大人まで幅広く楽しめる名作アニメです。
観たことのある方も・ない方も、ぜひ最後までお付き合いください。
【作品データ】
作品名 | ふしぎの海のナディア |
メディア | TVアニメ |
総監督 | 庵野秀明 |
製作 | NHK |
話数 | 全39話 |
放送期間 | 1990年(平成2年)~1991年(平成3年) |
【作品概要】
謎の宝石「ブルーウォーター」を持つ少女・ナディア。
このブルーウォーターとナディアを巡って、陸・海・空、果ては宇宙にまで及ぶストーリーが展開される壮大なSFロマン冒険アニメです。
総監督を務めたのは、「新世紀エヴァンゲリオン」で有名な庵野秀明監督。
ふしぎの海のナディアのおすすめポイント①(壮大なストーリー)
本作「ふしぎの海のナディア」は全39話で構成されるアニメですが、そのストーリーは大きく2つに分けることができます。
- 第1部 … 第1話~第22話
- 第2部 … 第23話~第39話
まずは、第1部と第2部のストーリーをかいつまんで紹介していきますね。
第1部のみどころ
第1部のストーリーは、本作のヒロインであるナディアが、この後ずっと行動を共にすることになる少年・ジャンと出会うところから始まります。
西暦1889年、舞台はフランスの都パリ。
花の都では、ちょうど万国博覧会が開催されていました。
そこで行われる飛行機コンテストに参加するためパリを訪れていたジャンは、たまたま自転車で通りかかったナディアの姿を見て一目惚れしてしまいます。
何とか友達になりたいと後を追いかけるジャンでしたが、そこへグランディス姐さん率いるグランディス一味が出現。
グランディス一味は、どこで聞きつけたかナディアが持つ謎の宝石「ブルーウォーター」を狙っていたのです。
何とかナディアを助け出したジャンは、グランディス一味を振り切るため、自作の飛行機でナディアとともに飛び立ちます。
ナディアの生まれ故郷であるアフリカを目指して…。
こうして、ナディアとジャンの冒険の幕は切って落とされました。
この後、おませな女の子マリーを加えた、ナディア・ジャン・マリー・キング(ナディアのペットのライオン)のカルテットを中心に物語は進んできます。
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左端の肌の浅黒い女の子がナディア、飛行機を持ったメガネの少年がジャン、小さい女の子がマリーで、抱っこしているのがキング。
右側3人がグランディス一味(右からハンソン・グランディス・サンソン)。
最初は敵対するグランディス一味も、最終的にはナディアの味方になります。
が、それはもうちょっと先の話で、このすぐ後にナディアの運命を変える出会いが待っています。
それが、ネモ船長が指揮する万能潜水艦ノーチラス号との出会い。
第1部の後半は、ノーチラス号に乗り込んだナディアたちと、ノーチラス号とナディアを狙う悪の組織・ネオアトランティスとの戦いが中心に描かれます。
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右側にいるヒゲの男性がノーチラス号のネモ船長、左側がネオアトランティスの首領・ガーゴイル(悪者)。
そして、このネモ船長は、ストーリーに大きく関わってくる重要なキーキャラクターでもあります。
両者の熾烈な戦いは、ネオアトランティスの最終兵器によりノーチラス号が絶体絶命のピンチに陥ったところで、クライマックスを迎えます。
果たして、ナディアたちの運命は…!?
第1部の終盤は、目が離せない緊迫した戦いとシリアスな人間ドラマが描かれますよ。
正直に言うと、わたしは第2部よりも第1部のストーリーの方が好きです。
特に第1部の最終話(第22話)の「裏切りのエレクトラ」という回が、本作で最も面白いエピソードだと思っています。
ストーリーの謎の大半も第1部で判明しますし、何より第2部の前半部分は大して面白くないのです。
第2部のみどころ
さてその第2部ですが、実は第2部のストーリーを紹介するためには第1部のネタバレをしなければなりません。
ですが。
できるだけネタバレはしたくないので、第2部については簡単な紹介のみに止めたいと思います。
第2部の前半部分は、ナディア・ジャン・マリー・キングのカルテットが無人島に漂着するところから開始。
ナディアたちは、この無人島でしばらく生活することになります。
先ほど「第2部の前半部分は大して面白くない」と書きましたよね。
それがこの無人島の話で、え~、大して面白くありません。
※ ナディア姫のわがままぶりが顕著になるのと、ジャンとのラブストーリーが進展するくらいです。
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ただその後、思わぬ人たちと再会。
さらに、会いたくなかった人たちとも再会。
最後に、会いたかった人たちに再会して、ストーリーはクライマックスへ。
最終的には第1部でも登場した悪の組織・ネオアトランティスと雌雄を決することになります。
ラストは、ナディアとジャン、そしてブルーウォーターが奇跡を起こし、感動のクライマックスを演出。
こうして全39話にわたる壮大なストーリーが終了します。
極力ネタバレしたくなかったので、とても簡単に概要だけ述べてしまいました。
どうでしょう?
ここまでで、本作の面白さがお分かりいただけましたでしょうか?
もし、面白さが分からなかったという方がいらっしゃったら、申し訳ありません。
代わりに、本作「ふしぎの海のナディア」が無料で観られる動画サービスを紹介しますので、それで許してください。
そのサービスは、動画配信サイト『U-NEXT』の31日間無料お試しサービス。
U-NEXTに登録すれば、31日間限定で本作を完全無料で観ることができます。
※ ちなみに他のアニメや映画なども見放題になりますよ。(全ての作品ではありません)
登録はカンタンですので、興味のある方は下の公式サイトを覗いてみてくださいね。
アニメ本編の最後にちょっとだけ描かれるエピローグ(後日譚)が、またイイ味出してますよ~。
ふしぎの海のナディアのおすすめポイント②(愛すべき少年・ジャン)
続いては、本作の2つ目のおすすめポイントとして、キャラクターを1名取り上げて紹介します。
まぁ普通であれば「ナディア」なんでしょうけども、ここでは敢えて「ジャン少年」をピックアップ。
ナディアはですね~、確かにとても可愛くて魅力的な女の子です。
そして14歳(設定上)という年齢にしては、妙な「色気」を感じさせてくれる少女でもあります。(着ている衣装のせいですかね~、可愛くて色っぽいんですよね~)
ただですね、非常に「わがまま」で「自己中」で「気分屋」なんです、このナディア姫は。
ですから本作のファンの方でも、結構「ナディアが嫌い派」がいらっしゃると思います。
そこへ行くと、ナディアのパートナーであるジャンくんは、まったく正反対の性格。
純粋で素直で真面目、普段は呑気に構えていてもやる時はヤルという男の子です。
そんなジャンくんの人柄がよく分かる印象的なシーンが本作にありまして、それは第4話(万能戦艦ノーチラス号)での、ナディアとのこんな会話。
私は…大人は嫌いよ…。
僕は、嫌いな人っていないんだ。
もうこの一言に、ジャン少年の人柄が全て表されていると言っても良いでしょう。
このジャンのセリフは、今でも強く印象に残っています。
なぜなら、わたしもナディア側のクソガキだったから。
ジャンのセリフに、ドキッとしたのを憶えています…。
ナディアのわがままに振り回されながらも、一途に健気に彼女を想い続けるジャン少年の気持ちは、やっぱり本作のラストに凝縮されているんですね。
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さらに、このジャンの声を担当している声優さんがまた素晴らしい。
なんとジャンの声を演じているのは、あの「日高のり子」さん。
今でこそ男の子役も演じる日高さんですが、当時はタッチの「南ちゃん」に代表されるようにヒロイン役のイメージが強かった声優さんです。
その日高さんが、演技の幅を広げるためという理由から少年役を演じ始めていた頃の作品なのですね~。
素敵な声優さんが演じる素敵な少年・ジャンくんは、このアニメの「良心」とも言えるキャラクター。
本編をご覧になる際には日高さんの演技とともに注目してみてください。
ふしぎの海のナディアのおすすめポイント③(素晴らしいOPの主題歌と映像)
さて、本作の見所の最後として、森川美穂さんが歌うOP(オープニング)主題歌を紹介して終わりたいと思います。
実は本作を含めたNHK・金曜7時半枠の名作アニメは、みなOP主題歌が秀逸なのです。
- アニメ三銃士 … 夢冒険(酒井法子)
- 青いブリンク … 瞳のなかの未来(南野陽子)
- ふしぎの海のナディア … ブルーウォーター(森川美穂)
のりピーが歌う「夢冒険」はかなり売れたのでご存知の方も多いかと思います。
でも、ナンノちゃんが歌う青いブリンクの主題歌もイイ曲ですよ~。
どの曲も作品のイメージにピッタリで、思わず口ずさんでしまうイイ主題歌なのですが、中でも本作のOP(主題歌と映像)は素晴らしいです。
青い空と白い雲、そこに一羽の白い鳥が舞うシーンから「い~ま君の目に~♪」で始まるOPは、これから始まる冒険ロマンを予感させてくれます。(久々に観たら鳥肌が立っちゃいました)
個人的には「ゆ~うきも奏で出すの♪」の部分で、曲に合わせて映像がバン!バン!と切り替わる場面も大好きです。
森川さんの伸びやかな歌声も心地よく響き、このOPを観ただけで「絶対、このアニメ面白いよね!」と思わせてくれる作りになっています。
本作を観る際には、このOP映像と主題歌も要チェックですよ。
さて、ここまで本作「ふしぎの海のナディア」のおすすめポイントについて、ストーリー・キャラクター・OPに絞って紹介してきました。
まだまだ他にもたくさんの見所がありますが、あまり紹介しすぎても本編を観る楽しみがなくなってしまいます。
後は、あなたご自身の目で、本作の魅力や面白さを感じてみてください。
すでにご覧になったことがある方は、30年前とは違った見方ができて、別の感動や面白さを発見できるでしょう。
一方、初見の方にとっては、きっと生涯忘れられないくらいの名作アニメになると思います。
何年経とうとも名作は名作として我々の心に残り続けますので、今回の記事が多くの方々のアニメライフの一助になれば幸いです。
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また、『U-NEXT』については下の記事でも詳しく解説しています。
あわせて参考にしてください。
