今回紹介するのは、「ヤンジャン」で連載されていた動物ギャグ漫画「ナマケモノが見てた」です。
ジャンル的には「短編漫画」って言うんですかね?
1ページ弱の漫画なので4コマとはちょっと違うんですよね。
ま、どっちでもイイのですが、内容的には以前紹介した4コマ漫画「江戸むらさき特急」に勝るとも劣らない傑作。
「江戸むらさき特急」と本作とでは、表面的な作風は全く違います。
でも卓越したギャグセンスとシュールな笑いが基本なのは一緒(下ネタが多いのも一緒)。
今回の記事では、そんな短編ギャグマンガの名作「ナマケモノが見てた」のおすすめポイントを紹介していきます。
ナマケモノが見てたの作品データ
【作品概要】
擬人化された動物たちが繰り広げるギャグマンガ。
4コマ風の短編漫画で、「アニマルギャグ」が炸裂します。
ちなみにアニメ化もされていますよ。
【作品データ】
作品名 | ナマケモノが見てた |
作者 | 村上たかし |
連載誌 | 週刊ヤングジャンプ(集英社) |
連載期間 | 1987年(昭和62年)~1989年(平成元年) |
単行本 | 全11巻 |
電子書籍 | あり |
ナマケモノが見てたのおすすめポイント(登場キャラクターと多彩なギャグ)
本作「ナマケモノが見てた」は、架空の動物村を舞台に擬人化された動物たちが活躍する「短編ギャグマンガ」です。
絵柄だけ見ると「ほのぼの系」の漫画かと思ってしまいそうですが…。
そんなことは全くありません!
全編「ギャグ」です!
ヤギ・アライグマ・コアラ・ゾウ・イボイノシシ・モグラ・ゴリラ・アルマジロ・オオサンショウウオ・ウシ・リス・キツネ・クマ・リスザル・タヌキなどなど。
多彩な動物たちが「アニマルギャグ」を披露してくれます。
この漫画に「主人公」と呼べる存在はいません。
ですが、あえて言うなら次の3人(3頭?)が主要な登場人物と言えるでしょうか。
- ヤギ先生
- 動物村の中にある動物学校の先生で、メガネをかけたヤギ。
- おそらく登場回数は1番多いと思います。
- 高山
- 動物学校の生徒であるコアラ。
- 基本的にボケ担当です。
- 村田
- 同じく動物学校の生徒。
- ちょっと冷めた感じの子供のゾウです。
作中では、動物村の動物学校の様子や、動物学校の先生・生徒が登場する話が多くなっています。
その中でも、上記の3人(3頭)は中心的な存在で出番も多いため、一応「主人公的な存在」なのかなと思います。
基本的には、コアラとゾウがボケてヤギがツッコむ感じ(逆のパターンもあり)。
作者の村上先生は大阪の出身だそうで、吉本新喜劇風の笑いのパターンも多いですね~。
ちなみに「ナマケモノが見てた」は電子書籍化されているため、多くのマンガサイトで「試し読み」をすることができます。
「江戸むらさき特急」の記事でも書きましたが、ギャグマンガは絶対に試し読みをしたほうがイイです。
特に4コマや短編漫画は、試し読みでもその作風や面白さを十分に感じることができます。
(©村上たかし/ナマケモノが見てた 第8巻)
また、その他の特長的なキャラクターとして、以下のような人たち(動物)も登場します。
- アライグマ一家
- お父さん・お母さん・子供の3人家族。
- 極貧の一家でちょっとブラックな笑いを提供してくれます。
- ミサ子先生
- 動物学校の保健医をしているホッキョクギツネ。
- 本作唯一と言ってもいいヒロイン的存在。
- 下ネタのフリに使われてしまうことも…。
- タヌキの親子
- 父親と子供のタヌキの親子です。
- 父親のキ〇〇マの大きさからよく下ネタにされます。
本作「ナマケモノが見てた」は、シュールなギャグから「ぷっ」と噴き出してしまうような笑い、そして爆笑してしまうネタまで。
多彩な笑いを提供してくれるのですが、中でもおすすめなのが「ブラックなネタ」と「下ネタ」。
ブラックなネタはちょっと笑えない部分もあるのですが、わたし的に下ネタは「ツボ」でしたね~。
こんな⤵感じに。
(©村上たかし/ナマケモノが見てた 第5巻)
本作はコミックスが全11巻刊行されていますので、前掲した「試し読み」の画像はほんの一部。
まだまだ笑える要素がたくさん詰まっていますので、興味を持たれた方は「試し読み」から本作に触れてみてください。
ちなみに、わたしが一番好きなキャラは「子熊のブッピーちゃん」。
ブッピーちゃんがどんなキャラかは、ご自身で確認してくださいね。(試し読みでも確認できますよ)
そんな「ナマケモノが見てた」は、わたしがふだん利用している電子書籍通販サイト「ebookjapan(イーブックジャパン)」で試し読みができます。
興味を持たれた方は、下の公式サイトで試し読みしてくださいね。
また、ebookjapanについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
よろしければ、あわせて参考にしてください。

おまけ(本作にレッサーパンダは出てきません)
本作「ナマケモノが見てた」を語るとき、よく言われるセリフに次のようなものがあります。
「あ~、あのレッサーパンダが出てくるやつね~」
え~っと、あなたが言うレッサーパンダは「ナマケモノが見てた」には出てきません。
あなたが言う「レッサーパンダ」が出てくる漫画はこちら⤵です。
本作「ナマケモノが見てた」をさらにパワーアップさせた続編、「ナマケモノがまた見てた(全8巻)」ですね。
上図コミックス表紙の、クリっとした瞳でこちらを見つめているのが噂の「レッサーパンダ」。
このレッサーパンダは、見た目とは裏腹に「ものすごい性格」のキャラでした(人気キャラでもありました)。
だから記憶に残っているのかもしれません。
でも、本作「ナマケモノが見てた」ではなく、続編の「ナマケモノがまた見てた」の方に出てきます。
ですので、レッサーパンダくんを見たい方は「ナマケモノがまた見てた」を試し読みしてみてくださいね。
…と言いたいのですが。
「ナマケモノがまた見てた」は電子書籍化されていません(紙版のコミックスのみ)。
そのため試し読みができず、さらに一般の書店でも手に入りにくいコミックスとなっています。
もし興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、こちらの「漫画全巻ドットコム」で販売状況をチェックしてみてください。
「漫画全巻ドットコム」については下の記事でも紹介しています。
併せて参考にしてくださいね。
